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2015年7月 4日 (土)

海外共有の難しさ

馬の世界にどっぷりのめり込むと色々な事が分かってきます。
魑魅魍魎が跋扈する世界、今日はそんな面白い世界の一つをご紹介したいと思います。

International Ireland Owners Club インターナショナル アイルランド オーナーズ クラブ

「ドバイワールドカップ、凱旋門賞、香港カップ、アスコット、ジャパンカップ、華やかな舞台に皆様をお連れいたします」

に始まり、

「インターナショナル アイルランド オーナーズクラブは、日本における現在の競馬界の常識を覆し、世界の常識を基準にした日本初めての「新しいクラブライフ」を提供するビジネスモデルを構築致します。
皆様にサラブレッドとの新しい関わり方をご提供するとともに、日本の競走馬ビジネス飛躍の一翼を担うことが、我々の夢・目標となります。」

「当クラブは『投資した競走馬が、必ずGⅠレースに出走できる、日本で初めてのオーナーズクラブ』として誕生いたしました。収益性を重視し、国際重賞レースに出走できるレーティング評価(110以上)を持った海外の《現役競走馬》であり、引退後、国内外での有力な《種牡馬》と成りうる優秀馬を厳選しご案内致します。」

アイルランド初の日本人調教師である児玉調教師が役員を務め、専属調教師にもなっていて、日本でもお馴染みのM・キネーンやF・ベリーなどのコメントもあり、とにかくスケールがデカい話が並びます。

最初の募集馬 アヤファスカ(Ayahuasca)は、南米ペルーの3歳牡馬チャンピオンホース(募集当時の戦績が7戦6勝) 、当時のレーティングで115という事で国際レースへの出走が見込めるというふれ込みで、

募集総額 8000万円

オーナー会員が一口200万円*20口(4000万分)

パートナー会員が一口20万円*100口(2000万分)

スタンダード会員が一口5万円*400口(2000万分)

という内訳での募集でした。オーナー会員が所謂馬主扱いで、アイルランドでの馬主登録などの特典が得られるというもので、他にも様々な特典がついていて、字面だけ見ればステータスとして素晴らしい内容に見えます。

当初はアルゼンチン共和国杯からジャパンカップ、有馬記念というローテーションの後、2015年はドバイ/アスコット開催を想定するという壮大なプラン、当時は一口界隈でも話題になった記憶がありますし、各種メディアにも取り上げられていたかと思います。

先日のロイヤルアスコット開催の終わりに、ふと、このインターナショナルアイルランドオーナーズクラブ、今はどうなっているのか?気になったので見てみました。

上記公式Webサイトでは今年度3月分までの出走予定が更新されておりました。Facebookでも2月の今季初戦について触れられています。ただ、結果が更新されていません。
結果がどうだったのか確認してみると、出走予定にあったドバイでの2走に加えて、先月レパーズダウンでも走っていましたが、いずれも大きく離されての殿負けでした。

レース映像も確認しましたが、お世辞にも上積みがあるようには見えませんでした。ドバイでの出走は達成していましたが、結果は今の所残念なものとなっているようです。

海外競馬は現役馬のトレードが当たり前のようで、走る馬を掴んだ場合に、高額のオファーが舞い込む可能性もある、夢のある世界です。

その一方で共有も含めた海外での馬活動は、地理的な条件から情報収集やライブでのレース観戦が大変という点が最大のネックですが、その他にもコミュニケーション、手続きや金のやり取りの面で苦労する事が多いというのが実情かと思います。
オリオンファームさんがやられているシンガポール競馬共有、スターレーシング などは実際に参加されている方も結構いらっしゃって、素晴らしい実績も挙げられていて安心感がありますが、こと欧州圏となるとなかなか難しい所があるようです。

かくいう競馬べジータもゴーストライター経由で、とある海外共有に参加した事がありますが、やはり同様の壁にぶち当たりました。ただ、実際にやってみて分かったことも色々あったのでそれはそれで良かったです。金は失いましたが、得る物もあったということです。

この方のように、上手くやられてエンジョイされているのを見ると、素直に「凄えなあ。」と思います。

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