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2015年1月 7日 (水)

3大難要素その3. 体質

昨日、ブレーヴストーリー急逝という大変残念でショッキングなニュースが飛び込んできました。 ゼンノロブロイ産駒のこの馬、ツアーで見たその姿は雄大で大きく見せ、紛れもなくダートの大物の相があり、厩舎、血統とも文句なしということで出資を即決した馬でしたが、2戦目を直前に腸炎を患ってしまいました。

関係者の方々の懸命の対応はクラブの更新から伝わって来ましたが、その甲斐もなく永眠。新馬戦が最初で最後のレースとなってしまいました。 腸炎を患った後の経過レポートから厳しい状態である事は認識していたつもりですから、覚悟はしていました。
「馬も生き物」ですから、常なこういう事態も想定しなければいけません。その一方で実際にその事実を突きつけられ、簡単には割り切れない想いもあります。が、グダグダ言ってもその生命が戻ってくる事はありません。今はただ心の中で在りし日の姿を回想しつつ、馬に感謝するのみです。

昨日のこの一報を受けて改めて3大難要素の難しさ、怖さを思い知りました。過去に

1.成長力
2.気性

と記事にしてきましたが、3.体質についても言及しておきます。

「体質」

馬はアスリートでもありますから、体が資本なのは言うまでもありません。どんなに走る速さがあろうが、レースを迎えるまでの過程に耐えられる体力、体質が伴っていなければ何の意味もないです。そういうのもひっくるめての「競走能力」なのだと思います。

脚元などは先人達の知恵を拝借しながら少し勉強して、馬をとにかく見続ければリスクは分かってくるのですが、ここで言う「体質」 = 内臓面や体力面はどうしても自分には分かりません。 ブレーヴストーリーは募集時からその雄大な馬格から体質面の不安は皆無に見えました。

また、少し前にはレッドメテオという馬もいました。この馬は育成先のファンタスト木村牧場でも早くからその素質を評価されていた馬でした。ある日私が見た時などは寒い時期にもかかわらず、薄手で毛艶がピカピカ、内臓面の良さを表すバロメーターとも言えるピカピカの毛艶に「間違いなく体調で悩まされる事は無いだろう。」と思ったものです。また、普段世話をして下さっていた方々からも「内臓面はピカイチ」という評価だった訳です。 それが結果は喉なり→肺出血発症、最後はその遅れを取り戻そうとした結果、屈腱炎で引退しました。

「募集時にどう見ても健康優良児な馬でも体質面のリスクが顕在化することがある。これは防ぎようがない。」自分はこの2例を通して学びました。 内臓面の質を見極めよう、リスク回避しようというのは血統面から判断するくらいしか出来ない、馬体から内臓面のリスクを判断するのは困難でしょう。喉などはレポジトリ写真でもあれば別なんでしょうが、今のクラブ馬はそういう類の選別を経た上での募集でしょうしね。
内臓面の体質リスクを見極めるアプローチがある方は是非教えて下さい。 宜しくお願い致します。

最後に一口出資馬選定における3大難要素についての競馬べジータの結論を纏めておきます。異論反論はwelcomeなので金になる話と併せぜひお願いします。

1.成長力: 生まれ月と血統面から想像する。現代はとにもかくにもディープ。馬格のあるディープ。

2.気性: 募集時のコメント、ツアーでの様子など幼駒時の様子はあてにならない。 「競走(競争)」という観点に立ち返れば大人しい/素直とかよりうるさそうな馬を選ぶべ き。

3.体質: 内面を見抜くのは不可能。気になる人は血統面から気にするくらいにしておく。内臓は分からなくてもせめて脚元のリスクだけでもしっかり回避すべし。

みもふたもない結論ですが、これが現実。結局一口出資は定石/セオリーに沿って選定するのが金を得る、自己顕示欲を満たす為の近道です。奇をてらうような変化球で攻め続けるとだいたいどこかで壁にぶち当たります。結局「王道」、「時代のど真ん中」を歩める方が常に勝つ、資本主義の縮図が一口出資かと。一応「出資」だから当然だわな。

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コメント

半姉のリリカルストーリーに出資していた縁で弟妹にも注目していますが、非常に残念なニュースですね。

お母さんやリリカルは屈腱炎で早期引退、レッドロンメルも順調に使えてないと
脚部不安と内臓面の関連性については何とも言えないですが、
遺伝的な体質の弱さがあるのですかね。

タキオン産駒のレッドクラウディアだけが順調な競走生活を送れているのは皮肉なものです。


レッドメテオ、私も出資していました。
ファンタストで11月の寒い日に見学をしたのにも関わらず、
もち肌でピカピカで本当に素晴らしい馬でしたが、
これでもかと色々なトラブルに見舞われましたよね。

最後の追い切りが素晴らしい動きだっただけに、屈腱炎引退は本当に残念でした。


1.成長力について
自分も遅生まれ派です。
生まれが遅くなればなるほど、お買い得度が上がると思って馬を探しています。

yakibutaさん

そうですね。血統面の事例から判断するくらいしかないのかなと。仰るとおりレッドクラウディアなんかはこの肌にあのアグネスタキオンでしたから、セオリーにとらわれている競馬べジータなんぞは出資できない訳ですね。

レッドメテオにも出資されてましたか。あの馬は本当に流れが悪い馬でしたね。なにもかもかみ合っていなかったように思います。素材は確かだっただけに悔やまれますが、これも経験ですね。

遅生まれは良い馬でも見逃されがちになると思うので、ここに網を張る戦法はアリだと思っております。

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