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2014年10月27日 (月)

第十五話 ?(ふしぎ)な女の子ベルダ

中央2歳出資馬が未勝利なだけではなく、10月は結局未勝利に終わりそうな競馬ベジータでございます。こんな事はよくある話でいちいち気にしていては身が持たないので切替え....られるほど人間は出来ておりません。なんで俺の馬は人気背負ってぶっ飛んでばっかりなんだ。

Chikusyo

11月反抗に期待しますが、その先駆けを務めそうなのがエリモピクシー12ことレッドベルダです。母エリモピクシーは今やスーパー繁殖にジャンルされる名繁殖牝馬といって良いでしょう。抜群の仔出し、その馬がとにかくよく走る。現代日本3大スーパー繁殖の1頭です。
エリモピクシーはその名の通り、「エリモ」の冠に関連している馬ですが、2012年秋のジェイエス繁殖セールにて我等が元締め山本英俊オーナーが狙い打ちし購入と相成りました。その母と共に続けて行われたエクセルマネジメントのプライベートセールにて買われてきたのが、エリモピクシー12です。落札された瞬間から競馬ベジータをはじめとしたあざとい東京会員はオーナーのこのアクションに色めきたちます。
「これはクラブで募集されるのではないか?」「いやいやさすがにこの値段/血統、オーナー持ちだろうこれは。」これが東京の醍醐味とでも言いましょうか。競馬妄想家の妄想をかきたてるオーナーのアクション、これを楽しまないで何を楽しむのでしょうか。
我々会員は「大山本オーナーに楽しませて頂いている」という気持ちを忘れてはいけません。やれ「オーナーがワンマンでローテーション決めてんだろ!」とか不平不満をいうのはタコ助です。クラブのオーナーなんだから当たり前です。重大な決断の時はちゃんとアンケートがくるから黙らっしゃい。

エリモピクシー12に話を戻します。東京会員の想いを察したのか、牝馬はクラブに出した方がリスクヘッジ(一石二鳥)になると考えたのかは知りませんが、結局エリモピクシー12は東京サラブレッドクラブの募集馬としてリストされました。その募集価格は総額8000万、前述のセリで落札されたのが7500万ですから至極真っ当というか適正価格かと思います。
募集時の写真/動画で歩く様はまさにディープインパクトの良さを体現するような素晴らしいものでした。値段が値段だけに、回収には「桜花賞制覇」くらいがなければ難しいですが、夢想家は当然これに乗っかります。唯一の懸念はそのサイズ、明らかに小ぶりなサイズという事で競走時の馬体重が懸念されました。

東京はその独自の立ち位置から募集馬見学ツアーというものはありませんし、シルクやキャロット、グリーンのような出資検討馬の見学という事も出来ません。先行出資する馬を選ぶ際は完全にカタログショッピングなので、実際に馬を見るのは出資した後です。
競馬ベジータはまだ空港牧場に移動前、イヤリング在厩時のエリモピクシー12を見ているのですが、出てきた実馬を見てのファーストインプレッションは今も鮮明に覚えています。「ち、小っちゃい....」正直想像以上の見た目でした。東京のDVD編集能力が凄まじいとさえ思ったくらいです。全く見映えがせずこじんまりとした馬体は所謂「かわいい馬」というキラーワードさえ飛び出しそうなくらいでした。
引いてきた担当者の方の「これでもだいぶ良くなったんですよ。」という言葉に不安になるとともに、なるほどなと思ったものです。

その後、空港牧場に移動した後も何度か見に行きましたが、乗り込むにつれそれなりに見せるようになりスタッフの方々の高評価に安堵しました。それでも馬体重はなかなか増える事はなく、結局432キロでの内地入りとなった訳です。まず入厩後、吉田竜作氏の取材により、以下のように伝えられました。

「競馬で430キロくらいでいけそう」
「まだ緩い面はあるのですが、全体的なバランスが良く、乗り味がいい。」
「おとなしくて、カイバ食いもいい」

ここからがこの馬の素晴らしい所で、特に大きな頓挫もなくゲート合格を果たした後の馬体重が448キロ。なんと、厩舎に入ってから減ると思っていた馬体重が増えているではありませんか。これには驚きました。環境変化に弱いタイプのように見え、通例で考えても20キロくらい減ってしまうだろうなと思っていたのが、厩舎に入ってからの環境変化やハードな調整を経てもなお更に体を増やしている訳です。これはポジティブにもなります。

勝手な妄想ですが、遅まきながら今になって1次成長期を迎えているのかもしれません。となると血統的な成長力のバックグラウンドも踏まえると、とんでもない馬になる可能性を秘めているのではないかと。吉田竜作氏の先週の東京スポーツ紙面での特集記事がその想いを更に強いものにさせます。

「ニュー安田式でビシバシ鍛えられた超良血」

「凱旋門帰りの記者がこの馬でリベンジをと夢想するほどの大物」

「重い馬場でもバランスを取って上手に走るんですよ。」

さらに先週の追いきりで併せたのが先日古馬OP勝ちしたダッシャーワンときた。古馬OP級の胸を借りて正に体勢万全。

レースが近づくにつれトーンが上がってきているので、「初戦から勝って当然」というモードかもしれませんが、忘れてはいけないのが、この一族が案外勝ちあがりに手間取るという事です。ダンスインザダークが産んだスーパーホース クラレントこそ新馬、重賞とトントンといきましたが、その他の産駒はいずれも新馬戦を落としています。この事実は頭の片隅に置いておきたいと思います。負けたらまた悶絶ものですが、心の予防線ははっておきます。1戦目で負けても次がある(笑) と。

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次回 第十六話

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見てくれよな!

 

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